ブログを春仕様に変更。
FloodMaps
海抜高度をGoogleMapsに被せてシミュレートするサイトです。
初見は去年の今頃。震災と津波を調べててだったと記憶しています。
本来は水位が上がるとどの辺りまで水没するのかを予測・検証するものだと思います。
最近北部九州の古代史を色々と調べていて当時(大体二千年前)の筑紫国は現在のように平野ではなく大部分が海だったらしいという記述をよく目にするのですが、それをこのツールを使って視覚化できないかと思ったわけです。これで先人が調査した北部九州海進域図と摺り合わせていくと、FloodMapsを大体+30m前後に設定してやると当時の海岸線に近い状態になります。
これで見ると福岡周辺と筑後平野は海で、恐らく玄界灘と有明海が水城を水道に連結していたのだと考えられます。現在は平野や山麓に建つ社も、当時は海に面していた湊の様相ですし、古墳も海岸線に沿って作られている様にも見えますし色々と興味深いです。これで神功皇后の筑紫征伐ルートや筑紫各国の位置関係ももこれで視覚化して追えるのではないかなと思っています。