タイトルつけるの面倒くさいですな。
『ぼくらの』全巻IYH読破。
内容はディストピアだが、それほど絶望感が無いのが不思議。どちらかといえば、腹を括ったときのあの感覚が全体に漂っている。
十五人の主人公達の中で印象に残ったのは、加古と千鶴。
千鶴の展開は話的に釣りと解っていながら釣られた。加古に関しては哀れというか、茶番ですな。まあ、コエムシのアイロニーとエゴには敵いませんが!
読後、「テクノドリームI:工学~それは夢を実現する体系」で富野由悠季氏が語った「人生が60年の時代」の件を思い出しました。まあ、あまり関係は無いんですがね。